ロヒンギャ迫害問題の理由はなぜ?イギリスやバングラデシュとの関係も!

にーはお!fumiです!

 

今回は国際問題の時事ネタに触れてみようと思います!

 

その問題とは・・・?

「ロヒンギャ問題」です!!

 

画像元
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/

 

連日テレビで報道されていますので、聞いたことある方も多いのかもしれません。

 

ワタシもどういう問題かは詳しくはわからなかったので、この機会に調べてみましたよ!

この記事をご覧の方と一緒に詳しくなれればと思います!

 

 

 

 

ロヒンギャ問題の理由はなぜ?原因は?

 

画像元
https://www.nikkei.com/article/DGXZZO87230220V20C15A5000000/

 

 

そもそもロヒンギャとはなんなのでしょうか??

 

ロヒンギャ(英: Rohingya people)とは、ミャンマーのラカイン州(旧アラカン州)に住む人々である。現地ミャンマーではロヒンジャ、隣国タイではロヒンヤと発音される。

引用元
https://ja.wikipedia.org/wiki/

 

ミャンマーに住む一つの民族なんですねー

 

ミャンマーのラカイン州の場所はここです。

 


場所的にはミャンマーの西部。

北にバングラデシュが接しています。

ベンガル湾沿いの州なんですねー

 

 

ここにロヒンギャ族が住んでいます。

人口は80万人とされていますが、現在その半数が難民となり北のバングラデシュへ逃れました

ミャンマー政府に迫害され、難民となりバングラデシュに逃れたロヒンギャ族のことをロヒンギャ問題というんですね。

 

 

そして大事なのはロヒンギャ族はイスラム教徒だということです。

対してミャンマーは仏教徒。仏教の国なのです。

なので、宗教的な対立というのがあり仏教徒に迫害されていました。

驚くことにロヒンギャ族はミャンマーの国籍をあたえられていないんですね。

 

 

そして今回のような大問題になった事の発端は2016年、このラカイン州で武装集団が警官9人を殺害する事件があり、その犯人がロヒンギャを名乗っていました。

しかし、一説によると犯人は「ベンガル人」だという情報があり、

(ベンガル人は北のバングラデシュに住むひとたち)

ミャンマー政府はそのベンガル人の掃討に乗り出します。

その後は内戦状態になり、ロヒンギャ族は住む場所を奪われ難民が大量に発生する事態となりました。

 

 

ミャンマー政府のアウンサンスーチーさんは国家顧問に就任しており、以前ノーベル平和賞を受賞していましたが、この件によりアウンサンスーチーさんへの風当たりは強くなりました。

一説にはノーベル平和賞を剥奪されるのでは?と言われています。

 

 

 

 

ロヒンギャ問題とイギリスの関係は?

 

画像元
http://www.huffingtonpost.jp/2016/11/01/rohingya-and-sukyi_n_12744954.html

 

なるほど、迫害の理由などはわかりました。

 

複雑な背景があるのですが、この問題は宗教的な問題だけではなく、歴史の問題も含まれています。

それは、イギリスが植民地支配をしていた時代まで遡るんですね。

 

ミャンマーが英領インドとなった際にロヒンギャ族はバングラデシュのあたりから連れてこられたんですね。

なので、ミャンマーに住む「ビルマ人」はロヒンギャ族のことを「ベンガル人」だと思っていたり、国籍を未だに与えられていなかったりします。

 

こういうことを知るともはや責任はイギリスにあるのは一目瞭然ですが、イギリスのBBCニュースはこの事件の報道はするのですが、それについては黙殺しています。

 

 

ロヒンギャ問題とバングラデシュの関係は?

 

画像元
https://www.jiji.com/jc/p?id=20161207154052-0022873726

 

でもこの構図というのはどこかで見た気が・・・

 

そうですね、バングラデシュとパキスタンの関係です。

英領インドのときに君たちはおなじイスラム教を信じているので、ひとつの国でいいだろうと、東パキスタンと西パキスタンに分けられました。

 

しかし、政治は西が主導であり、両国は何千キロも離れていたりでついにバングラデシュ独立戦争が起きました。

 

そして、インドがバングラデシュを支援し、独立。

これもイギリスの植民地政策のせいといえばそうなんですよね。

この地域にはイギリス時代の残滓が色濃く残っているのです・・・

 

 

そして、ロヒンギャ族の難民をバングラデシュが受け入れているということですが・・・

バングラデシュは人口一億五千万で、超過密状態。(つまり人が多すぎ)

サイクロンや水害に常に悩まされていて国内問題でそれどころではない状態。

とても満足に隣国の難民を受け入れられる態勢ではないんですね・・・

 

ロヒンギャ族の受難は続きそうです・・・

 

 

まとめ

 

ということで、ロヒンギャ族についてでした!

 

ワタシはミャンマーはいったことはありませんが、バングラデシュはあります。

 

タイやラオスなんかも仏教国ですが、バングラデシュのイスラム教国とでは全く雰囲気が違います。

しかし、おなじ宗教だからといって仲良くできるかというと前述のバングラデシュとパキスタンの関係もありましたから一概には言えないんですね。

バングラデシュ内ではロヒンギャはもちろんベンガル人ではないとされるでしょうし・・・

 

今後このニュースにも注目してみていきたいです!

 

それでは!