にーはお!fumiです!
昨日当ブログで取り上げた、名古屋の酒井製作所の倒産について!
その原因は、固定費のコスト(人件費など)が高すぎ経営を圧迫してしまった。
それと、国内生産に特化しすぎて、国内生産が停滞してしまったときに改善の手がうてなかった。ということだったんですねー!
画像元
https://jobtalk.jp/company/35283
各ニュースでは、そういったことを取り上げたしかにそうだとは思いますが笑
自動車メーカー側の要求の厳しさも背景にあったのではないか?
ということも考えてしまいます。
今回はそのへんについて調べてみましたよ!
酒井製作所倒産の理由は東海理化?
画像元
http://www.tokai-rika.co.jp/company/
今回倒産した、酒井製作所はいわゆる、二次サプライヤーと言われているんですね。
酒井製作所は車のワイパーやスイッチを東海理化に提供していたんですね。
ちなみに東海理化の株の31.16%をトヨタが持っていますから、トヨタグループですね。
売上の比率については調べたのですが、なかなか数字まではわかりませでした。
HPにはほかに取引先2社(東朋テクノロジー、ブラザー工業)とありますが、実質は東海理化からの売上は8割を超えていたのではないかと想像します。
自動車業界のサプライヤー問題について!
自動車業界は巨大な下請け制度になっていて、
トヨタ⇒東海理化⇒酒井製作所
とサプライヤーが部品をそれぞれ上のレイヤー(階層)に提供する形になっています。
ですので、どうしてもトップダウンがきついというか、メーカーの言うことは絶対となってしまいます。
ほかの業界もこの図はみられますが、自動車業界のこの制度は特に厳しいです。
ワタシも中国の一大工場の生産地で仕事をした経験があるので、ちょっとは知っています笑
ですので、どうしてもメーカーがこういうんだから、こうしろ!という要望がきつく、トヨタや東海理化からみると、ほかに変わりはいくらでもいるんだぞという態度になってしまい、
下請けとしてはニッチもサッチもいかなくなってしまうのです。
かといってトヨタではない自動車メーカーに部品を提供するなんてことをすると大変なことになりますから(トヨタグループはこの傾向が強い)
もう仕方なく倒産という状況になってしまったんです。
それにしても同じことが1次サプライヤーには起こりそうにないですね(当分)
株が入ってる会社を潰すことは考えられないでしょう。
自動車業界においては上位の階層ほど優位だということがわかってしまいます。
みんなの世論
- トヨタに搾取された結末だな
- 自動車部品のサプライヤはどの分野でも最大手以外は厳しい
まず、まともに学問の出来るやつが入って来ない
業界最大手と第3位では新卒社員の大学偏差値が30違う
これが生産技術やマネジメントに影響しない筈がない
- トヨタに利益を吸い取られたと言えばそうだが
事業拡張の方向性が無茶苦茶だなこれw
引用元
https://summary2ch.com/archives/9117
まとめ
ということで、酒井製作所倒産のニュースをもうちょっと詳しくとりあげてみました!
同じようなことが今後起きてくるのでしょうか!?
気になるところですよね。
下請け切り捨てとなれば、失業者も増えてしまいますからねー
もはや生産を完全に海外にうつす時代なのかもしれません。
中国の人件費も高騰していますから、東南アジアからアフリカへとまた生産がシフトする時代が来るかもしれませんね・・・
そのへんの話もまたできればと思います!
それでは!
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