にーはお!fumiです!
今回は北朝鮮に迫るネタになります!
というのは、最近北朝鮮のドキュメントものをたくさんみているんですねー
突如やってきました、空前の北朝鮮ブーム苦笑
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と個人的に気になったことがありまして・・・
それは、今の北朝鮮の最高指導者は金正恩第一書記ですが、その前はお父さんの金正日。
そしてその前は建国の父である金日成と、親子三代に渡る世襲なんですね・・・
そもそもなんで北朝鮮は世襲なの?社会主義国の慣例なの?という疑問からでした。
北朝鮮の世襲の系譜は?
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北朝鮮の世襲の系譜をみてみましょう。
それぞれの統治の時期は以下となっています。
金日成(1948年から1994年まで)
金正日(1994年から2011年まで)
金正恩(2011年から現在)
となっています。金日成は、72年までは首相、それからは主席につきます。
そして、金正日は総書記。
金正恩は第一主席と、この役職が個人的には面白いなーと思っています。
つまり、金正日は主席につかず、総書記と名乗り、金正恩は総書記にはつかず、第一書記と名乗っているんですね。
これはなんだか野球で言う永久欠番みたいだなぁーと思っています。
まるでジャイアンツの長嶋さんの「3」番みたいな制度をとっているんですね。
後述しますが、これは他の社会主義国にはみられません。
中国の国家元首は毎回「主席」についています。
北朝鮮の世襲の理由はなぜ?真相は!?
と、この疑問がまずどうしてなのか?ということですよねー
なぜ、北朝鮮は世襲なのか・・・
北朝鮮内部の制度は全くの秘密ですから、想像するしかありませんが・・・
北朝鮮の事情に詳しい旧東ドイツの幹部はこういっていたんですね。
それは、やはり金日成主席の考えが大前提としてあるということなんです。
「金日成は元々親族を役職につけていました、そして、金日成は北朝鮮を自分の作品だと思っていた。自分の作品をつぐ人物は親族以外ありえない」と。
つまりこれが最も近い理由なのかもしれませんね。
その親族とは、最初金日成の弟がいたというのですが、息子の正日をその後継者に選びます。
権力移譲は徐々に行われていたんですね。
そして、正日の場合はその慣例を忠実に守り世襲したということでしょう。
これはひとえに、儒教の考え方が本場の中国より根強いからなのでは?ということも考えられます。
儒教とは祖先や親を大事にするということですから、どうしても家族同士の絆は強くなるんですね。
中国の場合は?
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そして、お隣の社会主義国中国もみていきたいのですが、中国はもちろん儒教の考えが生まれたところでもあります。
しかし、中国では儒教の考えを否定し、毛沢東さんの文化大革命の時代では儒教の創始者孔子の像を打ち壊したりしていました。
ちなみに、中国の歴代の王朝のなかで、今の中華人民共和国だけが孔子に封号を送っていません。
つまり国家的に祀ってはいないんですね。
北朝鮮ももちろん社会主義、マルクス主義が基本としてありますが、そういった文化伝統の否定を経験しなかっただけに、世襲に対してあまり抵抗がなかったのかもしれません。
これまで中国の主席はもちろん世襲はしていません。
毛沢東さんの息子は朝鮮戦争で戦死しています。
他の社会主義国や反応は?
最後に他の社会主義国をみていきたいですが・・・
実は、北朝鮮の世襲がわかるやいなや同じ当時の社会主義陣営は猛反発をしたといいます。
中国は人民日報の社説で「社会主義国家の世襲はマルクス主義とは相容れない」と書いていますし、ソ連や東ドイツも抗議します。
つまりやはり社会主義陣営としての世襲はありえないんですね。
ぱっと調べてみたところ、親から子への世襲は見当たりませんが、キューバでカストロ氏の議長の座を弟が継いだというのがありました。
これは親子の世襲ではなく一緒に革命を起こした仲というのもあるようです。
上記の例でいえば、金日成は弟に継いだということもなかったですし・・・
まとめ
ということで、北朝鮮の世襲制について考えてみました!
なるほどなるほど。
社会主義国ではやはり世襲はありえないということがわかりましたねー
やはり、金王朝といわれるように、封建時代の匂いがするんですね、世襲制は。
しかし、社会主義は旧来の封建制度を否定しています。
こういうところからも北朝鮮の矛盾がわかるんですね。
それでは!
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